さて、今日から新型4シリーズのデビューに向けて、予習をしていきたいと思います。
新型4シリーズは、開発コードG22/G23/G26として開発が進んでおり、これはG20/G21型3シリーズと基本コンポーネントを共用していることを意味します。
F30/F31/F34とF32/F33/F36も同様の関係性でしたね。
過去の例から見れば、内装などは共通化されたり、性能面や機能部品も共通または同等の製品が装着されることは明らかです。
もちろん、4シリーズはクーペやカブリオレといった性格のため、ボディ補強やサスペンション、外装デザインなど大きく違いもありますが、内装などはこれまでの開発中画像からもある程度共通であることがわかっています。
という事で、G20 3シリーズの装備を見て予習をしていきましょう。
初回はBMWレーザー・ライトです。

BMWレーザー・ライトはLEDヘッドライトの上位版となります。新型3シリーズでは、SEグレードを除いて、全車LEDヘッドライトとなりました。
BMWレーザー・ライトでなくても、アダプティブLEDヘッドライトが標準装備されています。
アダプティブLEDヘッドライトは、ステアリングの舵角に応じてヘッドライトの照射方向を変更する他、照射範囲と距離などもコントロールします。
また、コーナリングライトも装備されており、右左折時の進行方向を照らす機能がついています。
対して、BMWレーザー・ライトはアダプティブLEDヘッドライトの機能に加えて、最長照射距離500mを実現します。
ハイビーム・アシスタントも装備されており、手動でハイ・ローの切り替えをしなくても済むのが特徴です。
ちなみに、ロービーム(すれ違い用前照灯)は40m、ハイビーム(走行用前照灯)は100mの照射距離が必要と定められています。

もう一つの大きな違いはDRLの形状です。
BMWレーザー・ライトのDRLは左右対象のL字型となり、アダプティブLEDヘッドライトのDRLは横一文字タイプとなります。
カタログや広告にはBMWレーザーライト装着車の写真が使われていることが多く、特徴的なL字のDRLを見て購入を決意される方も多いかもしれませんが、このDRLはBMWレーザー・ライトを装備しないと装着できません。
ちなみに、G20の場合、イノベーションパックとしての装着となり、¥228,000ーのオプション価格です。
なお、イノベーションパックには、ヘッドアップディスプレイ(運転席フロントウインドウにスピードやナビガイドを表示します。)と、ジェスチャーコントロール(ナビを手の動きなどで操作できる機能です。)が付属します。


新型4シリーズでBMWレーザー・ライトはどうなる?
さすがにどうなるかは分かりませんが、おそらく3シリーズ同様オプション設定されるのではないかと思います。

BimmerPostのスパイ画像では、レーザーライトではないと思われる形状のDRLを装備したG22が捉えられています。

BMW AGが公開した、ワールドプレミア用の画像を見ると、特徴的なL字のDRLが写っています。
このことから、4シリーズにも、アダプティブLEDヘッドライトと、BMWレーザーライトの2種類が装着される可能性があります。
最上位のM340i xDriveは、BMWレーザー・ライトが標準装備になっていますので、M440iは標準装備の可能性がありますが、それ以外のグレードはオプションと考えるのが良いかもしれません。