
最後のFRハッチ
さて、先日も新型1シリーズの情報をお知らせしましたが、新型はFFレイアウトを採用するため、FRハッチバックは現行F20型を持って最後になります。
もちろん、在庫があればまだまだ新車で手に入れることも無理ではなさそうですが、中古車市場をみていきましょう。
まずはデビューした2011年~2012年モデルから。
この辺りのモデルで気をつけないといけないのは、場合によってはナビのないモデルがあります。モニターが付いていても、それはiDrive用のモニターであってナビではないケースです。
とはいえ、もう年式が年式のため、100万円前後〜、100万円を下回るモデルもありますね。
例えば、このToto BMWがお持ちの1台は低走行ながらも、2012年という年式から価格が非常に下がっています。もうすぐ車検を迎える点は注意が必要です。
なお、年式の都合もあってか、この年式だと正規ディーラーでの中古車は少し少ないようにも見えます。

2013-2014モデルはLCI前の熟成期

M135iでなければ200万円以下がターゲット金額になりそうです。2013年7月以降の製造モデルであれば、ナビなども標準装備に変わった後かと思いますので、2014年式あたりではあまり心配ありません。ただ、このころのモデルはM Sportでもパドルシフトが付かない点は注意点です。
また、M135iでも300万円を切りますので、ハイパフォーマンスモデルが欲しい方は狙い目ですね。
M Sportであれば、Nicol保有のエストリルブルーな一台。また、M135iであれば、Tomei-Yokohama保有の白い一台もいいですね。


2015~2016はLCIタイミング
2015年はLCIが行われた年になります。そのため、LCI前と後とで価格にも開きがあります。LCI前(M135iを除く)となると、150万を下回りますがLCI後では150万を上回ります。もちろん、150万前後は118i Styleやベースグレードとなるモデルで、M Sportになると少し価格帯もあがります。
2016モデルでは、118dもターゲットに入ってきますが235万程度が一つのターゲットになりそうです。
BMW Tokyoが保有しているこの118d Mspは距離も決して多くはなく、人気のディーゼルモデルながら妥当な金額間ではないかと思います。

M135i/M140iについては、少し相場が上がりますが、この年式だとN55からB58に変更されたM140iもターゲットになります。
Abe BMWが保有しているこの一台は、走行距離1.2万キロと慣らしが終わった程度の非常に良い状態ではないでしょうか。

2017以降モデル
まだ新車保証の範囲であったり、最初の車検を迎えないと言う点では非常に価格帯が上がる年式です。
M140iですと、約500万というモデルもあり、ほぼ新車という状況ですが、この一台はある意味お得に見えます。
Hamamatsu BMWが保有するこのM140iは、エディションシャドーのパッケージが付いている他、0.1万キロという事で事実上の新古車状態。登録は2019年5月ですので、ほぼ3年近い車検が残ります。
これで498万円ですので、先に紹介した2016年モデルに60万プラスでほぼ新車という結論です。

さて、通常モデルになりますと、118iや118dなどの一定の走行距離のある車であれば、200万を切るモデルもありますが、3年以下ながら3万を越えるようですと少し過走行です。また2017年だと早ければ1年以内に車検を迎える点にも注意が必要です。
なお、Mspについては少し価格帯が上がります。
Shonan BMWが保有のこの一台だと、試乗車等に利用していた可能性はありますが、走行4000キロと非常に走行距離が少なく、車検もまだ1年半程度残っていますので、ちょうど良い一台ではないでしょうか?

いかがでしたか?F20型1シリーズは、比較的長期にわたり販売していたこともあり、一概にF20と行っても非常に大きな開きがあります。
予算はもちろんですが、デザインや装備などをきちんと選んで、最高の一台を探したいですね。
*中古車のため、掲載終了等によるリンク切れはご了承ください。