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年内にも1シリーズはフルモデルチェンジとなり、新型からFF(Miniベース)にもなると噂されており、BMW=FRを求めるユーザーからは落胆の声も出ていますね。当然FF化となれば直6の設定は無くなりますので、F20型1シリーズ。特にM140iは最後の直6ハッチバックになる可能性が非常に高くなりました。
そういう意味で、駆け込み需要がありそうですが、1シリーズがFF化されることにより新たな展開が生まれます。

BMW公式プレスリリースとして、2シリーズにグランクーペが設定されることが発表されました。
また、BimmerPostでは既に昨年からこの情報を掴んでおり、フル偽装状態ではありますがテスト中の2シリーズグランクーペと思われるモデルを捉えています。
元々BMWのグランクーペシリーズは、メルセデスのCLSを追う形で世に出ました。F06 6シリーズ・グランクーペは大型セダンである7シリーズをよりスタイリッシュにした形の4ドアクーペとしてまさにCLS対抗モデルでした。現在ではアウディA7も対抗ですね。
ベースはF0系ですので7シリーズにより近いですが、デザインは6シリーズがベースとなっています。
4シリーズグランクーペは、正統派な3シリーズの派生ですが、メルセデスがCクラスにCLCを設定しないこともあり、アウディA5やVWアルテオンが近しいライバルとも言えます。
反して、メルセデスはAクラスをベースにCLAをリリース。アウディもA3セダンという形ではありますが、少しスタイリッシュなセダンをリリースしました。
そこで遅れをとったBMWですが、1シリーズのFF化に伴い2シリーズグランクーペとしてリリースするようです。


デザインは?
当然ながらグランクーペと呼ばれるにはルーフが低くセダンよりもスタイリッシュであることが重要です。
1シリーズのFFセダンは、既に中国マーケット向けとしてはリリースされており、コンサバな小型セダンであることが明白です。
この1シリーズセダンをよりスタイリッシュにするわけですが、Cセグメントのサイズを超えることなく、居住性などを確保しつつ4ドア化とクーペ化する事は容易ではありません。
事実、CLAは少しずんぐりとした、日本語で言うところの”寸詰まり”感が見え隠れしています。見る角度によっては非常にスタイリッシュですが、Aクラスのハッチバックに継ぎ足した感が否めません。


開発中のモデルは偽装を被っていますので、その姿をはっきりと見ることはできませんが、少しウエストラインが高く、やはりずんぐりとした印象があるのも事実です。これがどこまでスタイリッシュになるかは注目のポイントですね。