猛暑日が続いている日本列島。日本一暑い街といわれる熊谷で41.1度を記録したそうです。
非常に暑い日々が続いており、少し出かけるのもできれば車で出かけたいなと思いますよね。
さて、今日はそんな炎天下の中での車に関する注意点についてお知らせできればと思います。
まず、車のメンテナンス用品も含めたエアゾール(スプレー)類は車から出しましょう。日焼け止めスプレーや虫除けスプレーなども同様です。車内は炎天下だと簡単に50度を超えるどころから、70度~80度近くなることもあります。
この環境下だと缶が破裂し、車内を汚すだけでなく窓が割れたりして思わぬ事故に繋がるケースがあります。
場合によっては曇り止めスプレーなどを積んだまま。ということもあるかもしれませんが、全て下ろしておきましょう。
次にタイヤ。路面温度は日当たりのいいところだと、気温+20度程度になります。アスファルトは黒いこともあり、よく日光を吸収しますので非常に温まりやすいです。
この状況で怖いのは空気の膨張です。特に走行時間が長い場合や、高速道路の走行などではタイヤの内気圧が上がりやすい傾向にありますので、空気圧が適正かどうか改めて確認しましょう。また、窒素ガスに入れ替えるのも良いかと思います。
やすいところだと4本¥2000円程度ですので、手軽ですね。
また、タイヤの表面は場合によっては多少溶けます。そうなるとタイヤ表面には小石が付きやすくなりますので、捲きあげてボディに傷がつくようなことも。発進時は急加速を控えてゆっくり走り始めることが重要です。
ワイパーは日光に晒されている上に、ガラスも非常に熱を持ちますので表面が溶けてはりついてしまうケースも。
夕立などで定期的に雨が降ればいいのですが、そうではないときは定期的にウォッシャーを使うなどして動かしてあげるのもいい対策です。
また、可能な限り駐車しておくときは満タンにしておく方が良いでしょう。ガソリンは外気温が上がると気化しやすくなります。
気化したガソリンは引火性が高いだけでなく、水蒸気を含むためガソリンタンク内に水分をもたらします。
メーカーでもガソリンタンクやガソリンパイプ、燃料ポンプなどには防錆対策などしていますが、水がたまると錆の原因となり、インジェクターの詰まりや、燃料供給周りでトラブルになることも。満タンにしておくことでガソリンは気化しにくく、水が溜まるのを防ぐことが可能です。ちょうどガソリンが高い時期なので躊躇する方もいるかもしれませんが、週末しか乗らないような場合は、日曜日に満タンにして車庫にしまう方がおすすめです。
また、熱中症予防という観点だけでなく、ボディ焼けという点からも日中の洗車は控えた方が良いでしょう。
特に炎天下だと、水がすぐ乾きますので、洗っている側からシミになる。なんてことも考えられます。
洗車する場合は屋内洗車場を使うか、夕方日が落ちてからの方が最適です。
暑い夏、また旅行やドライブなど車を使う機会が多くなる時期ですが、車もあまりに暑いとトラブルを起こしかねません。
普段よりより気を使って走りたいですね。
また、夏の終わりにはオイル交換を忘れずに。