前回の中古車ご紹介は瞬間的にご好評いただけたこともあり、気になった車種については今後もご紹介しようと思いますが、いかんせん勝手にご紹介してますので、突如中断する場合もありえます。ご了承ください。
さて、今回もBMW Team StudieのスポンサーでおなじみのToto BMWさんからの中古車情報です。
今回気になったのはF30初期の3シリーズと、LCI直前の4シリーズの2台。
では、まずは3シリーズから見ていきましょう。
この3シリーズ。何が珍しいかと言うと、今はなき”Modern”という一台。
F30系3シリーズのデビュー当初、スタンダードモデルの他に、Sport/Laxuaryに加えて、このModernが存在しました。
むしろ、M Sportは発表と同時ではなく、少し遅れてリリースされていました。
このModernはLaxuaryと異なりメッキパーツなどは多用しない代わりに、光沢を抑えたシルバーをグリルなどに使う他、インテリアもダッシュボードまで含めてオイスターのカラーが採用されるなど、独特のセンスを持つ一台です。
しかしながら、日本ではほとんど選択される事がなく、多くはSportかLaxuaryに流れ、M Sportが追加されてからは、M SportとLaxuaryという流れが強く、LCIで廃止となったモデルです。
それゆえ、このモデルは320iデビュー以前の328iで乗られているケースが多いのも特徴です。
基本的に、現在のモデルではダッシュボードとステアリングなどは全てブラックとなるため、基本的に同じ色の内装は手に入りません。
外装は部品が手に入れば再現しやすいですが内装はなかなかモディファイしづらいので、この異彩を放つ3シリーズがほしいと言う人はこの機会がチャンスです。
なお、足廻りなどをモディファイして車高を少し調整し、エアロを変更すれば外装はM Sportにすることも可能になります。
そうすると、さらに不思議な一台を作ることもできますね。
元が328iという事もあり、320iと比べると2012年ながらに少し価格が高いようにも感じますが妥当なところではないでしょうか。
このレアな一台はもうなかなか手に入りません。
こちらの4シリーズは綺麗にカスタムされた一台です。420iをベースに、ACシュニッツアーのリップスポイラーに、MPerformanceのビッグキャリパーがセットされています。このキャリパーはブレンボ製ですが、メーカー純正品ですので、品質や消耗品の供給面でも不安なく使える優れものです。
また、ホイールもブラックで肉抜きの多いモデルになっており、ドリルドローターとキャリパーをアピールできる良い選択です。
加えて、マフラーの交換と足廻りも変更されているようで、もう一通りコンプリートされた一台になっています。
年式的には2016年7月登録という事なので、車検をまだ迎えていないモデル。この年式と内容で369万円は少し安いようにも感じますが、走行距離も少なく、非常に良い個体ではないでしょうか?
少し気になるのは、このモデルはN20なのかB48なのかです。以前にも記事にしましたが、N20とB48ではかなり性格に違いがあります。どちらが良いかは好みですので、どちらが悪いという事ではありませんが、乗り味の部分なので非常に重要ではないかと考えられます。
F36のエンジン仕様は、2016年4月に切り替えとなりましたが、実際のデリバリーは6月頃からでした。
ただ、もしこのモデルが在庫車からの引き当てだった場合、7月登録でもN20モデルの可能性が残ります。
外観上見分けるポイントはマフラーの形状ですが、マフラーを社外品に交換されているため、それもわからず。といったところです。
ただ、新車を買っていじろうと思うと、あとづけたパーツだけでも100万円を超えると見受けられます。
タイヤホイールのセットが30万円以上しますし、ブレーキは40万円、リップとマフラーがそれぞれ10〜15万円程度。足廻りもビルシュタインの車高調という事なので、30万~40万円と思われ、かなりお買い得な印象です。
加えて、仕様変更したいと思えば変更できる程度のカスタムになっていますので、今後のカスタムという点でも幅が広がって良いですね。
という事で、車両の在庫等含め、詳細はToto BMWさんにお問い合わせくださいませ。