BMW iラインナップは、i3/i8共に異彩を放つ2台です。2014のデビュー時から既に異彩を放っていたi8に、ついにロードスターがラインナップされました。 i8の特徴とも言えるバタフライドアは継承され、オープンでこのドアは非常にカッコイイ一台。 ルーフが収納される部分は、先日の東京モーターショーで展示されていた次期Z4を思わせるデザイン。
まさに近未来のスーパーカーというにふさわしい一台になっているように感じます。
i8自体は、デザインコンセプトも含めて非常に特別な一台ですが、今回のオープンモデルはそれも含めてしっくりくる一台になっていますね。
さて、前回のブログでは、ボディ剛性と衝突安全性の違いについて話しました。
往往にして、ルーフというのは応力を受けていないのですが、それはあくまでルーフであって、ルーフサイドのフレームに該当する部分は別の話です。
オープンカーの場合、この部分が存在していないため、ボディ剛性、安全性共に通常のボディに比べて強度が落ちるというのは事実です。
このi8ロードスターは、そもそもボディシェル自体がカーボンでできているため、事情が異なります。
カーボンのボディシェルの前後にアルミフレームでモーターやエンジンを搭載する
方式のため、ねじれ剛性という点では非常に剛性が高くなります。通常のモノコックの乗用車から考えると、ボディが硬いと感じられるくらいねじれる事がありません。全てを足回りとタイヤで受け止めるような形になりますので、非常に硬い印象を受けます。
衝突安全については、前後フレーム部分を綺麗に潰し、カーボンの居住スペースを残しますので、場合によってはモノコックよりも生存率が高いかもしれません。
オープンモデルのスーパーカーとして、魅力的な一台が増えましたね。
なかなか本物は手が届かないので、まずはスケールモデルから。
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