雪のシーズンになり、FRなBMWユーザーにはいささか苦しい時期かもしれません。
さて、本格的な積雪地やウインタースポーツをされるユーザーの方ではX Driveという選択肢があるのでいいとして、時々雪が降るけど車が必要という、ちょっと郊外の平野部という方が一番厄介に感じる時期かもしれません。
しかし、BMWはこれからのシーズンもきちんと対策をすることで心配なく乗れるかもしれません。
まず、雪道においてFRが弱いと言われる所以を考えてみますが、それは駆動輪である後輪側の車重が軽く、フロントの車重が重いため、空転したり横に逃げてしまいやすく、きちんと前に進まないというのがその理由の一つです。
その点では、BMWは前後の重量配分が50:50になるよう設計されています。車種やグレードにより、48:52の場合などもあるかもしれませんが、おおよそ50:50です。
そのため、滑りやすい路面でも一般的なFRに比べるとトラクションをかけやすく、走れるFRと言えます。
もちろん、雪道や凍結路においてはスタッドレスタイヤがあることが前提です。
さらに、少し後ろを重めにするために、ガソリンは満タンに、もし同乗者がいるのであればリヤシートに座ってもらうのも手かもしれません。
その上で、エコモードなど加速が緩やかになる走行モードを使えば、少々の雪などであれば問題なく走ることが可能でしょう。
こういったメリットは、FRにこだわったきたBMW故のメリットですね。
とは言え、賢い電子制御の4WDとは違いますので、十分注意して安全運転をお願いします。