F36 420i GranCoupeをベースにした特別仕様車が再度リリースされました。
Celebration Edition In Styleという名前は、前回の特別仕様車とも同じです。
前回、N20からB48エンジンへの仕様変更前にリリースされた特別仕様車はこちら
さて、今回はLCiを控えたことと、前期モデルが販売末期となり落ち着くことを見越しての特別仕様車となりましたが、今回は少し残念感があります。
前回も、通常のMsportモデルで設定されない装備が特別仕様車に設定されるのが魅力でした。
なにより、サドルブラウンのダコタ・レザーシートはMsportへの設定がないので、これが設定されているのは非常に魅力的です。
今回は、そういった点での魅力は半減と言えます。ブラックのレザーシートはそもそも設定可能な組み合わせであり、専用にブルーステッチとなった程度です。
また、ウッドトリムはファインライン・アンソラジットが設定可能なこともあり、アッシュ・グレインに変更となりました。これは少し魅力的。
というのも、B48エンジンへの仕様変更時に、本革シートの選択肢が減っています。
以前はMsportでもヴェネト・ベージュの本革が選択できましたが、これが選択肢から消えてしまいました。
そのため、ベージュ/ブラウン系の本革はMsportに設定がされないのです。
そこから考えると、特別仕様車にはベージュ系の本革が設定されるとより魅力的だったようにも感じます。
とは言え、特別仕様車としての専用装備には変わりませんので、黒系の内装でご検討中の方には非常に魅力的な選択肢と言えましょう。
さて、マイナーチェンジ前という事で、いくら特別仕様と言え、今後の車両価値についてきになる方もいるかもしれません。
しかし、その点についてはあまり気にする必要はないかもしれません。こちらの記事にもある通り、ベースは3シリーズであっても、対象顧客には差があります。
そのため、4GCの価値が大きく下がることはないでしょう。